【保存版】『新入社員の教科書』に学ぶ!「伸びる人」と「伸びない人」の違いとは?〜仕事がデキる人になる習慣とは〜

ビジネス

こんにちは。今回は、山口真由さんの著書
『新入社員の教科書 「伸びる人」の習慣 「伸びない人」の習慣』
をもとに、これから社会で活躍したいビジネスパーソンに向けて、わかりやすく「伸びる人になるための習慣」について紹介していきます。


■ 1. そもそも「伸びる人」とは?何が違うの?

新入社員として社会に出ると、最初はみんな横一線。
ところが、半年、1年、3年…と経つうちに「ぐんぐん成長していく人」と「なかなか成長しない人」の間に、大きな差がついていきます。

その差は「才能」や「センス」ではありません。
実は、日々の習慣や考え方の差なんです。

山口さんは本書でこう述べています。

「同じ会社に入っても、同じ研修を受けても、成長スピードには圧倒的な差が出る。その理由は、“伸びる習慣”を持っているかどうか。」

これを聞いて、「うわ、自分は“伸びない習慣”をしてたかも…」と思ったあなたも大丈夫。
習慣は変えることができますし、意識すれば今日からでも実践できます。


■ 2. 「伸びる人」はなぜ評価されるのか?5つの習慣で解説!

ここからは、「伸びる人」と「伸びない人」の違いを、ビジネスの現場でよくある5つの場面で比較しながら、わかりやすく解説していきます。


習慣①:わからないことはすぐに聞く vs 黙ってやりすごす

伸びる人:わからないことは素直に聞く。
伸びない人:わからないのに黙ってやり過ごす。

これは非常に大きな分かれ目です。

新人時代は、わからないことだらけなのが当たり前です。にもかかわらず、「これ聞いていいのかな?」「迷惑がられないかな?」と躊躇して放置してしまう人は、ミスを引き起こしてしまいがち。

逆に、「すみません、ここ確認させてください」と素直に聞ける人は、“自分の成長意欲”をアピールできるし、早く正しいやり方を身につけられます。


習慣②:言われたことの背景を考える vs 指示されたことだけやる

伸びる人:「なぜこの仕事をするのか?」を考える。
伸びない人:言われた通りにしか動かない。

たとえば、上司から「このデータをまとめておいて」と言われたとします。

伸びない人は、とにかく言われた通りにやるだけ。
でも伸びる人は、「このデータって誰が見るんだろう?」「どう使われるのかな?」と目的や背景を考えて作業します。

その結果、「〇〇部向けに、こういうグラフを追加しました」なんて提案ができれば、一気に“頼れる存在”になれるんです。


習慣③:早めにアウトプットして、フィードバックをもらう vs 完璧を目指して遅れる

伸びる人:まずは60点でも出して、修正してもらう。
伸びない人:完璧を目指して、締め切りに間に合わない。

完璧主義は、一見良いように思えますが、ビジネスの現場ではかえってマイナスです。

なぜなら、**仕事は“チーム戦”**だから。
あなたが仕上げた資料を、他の人がチェックして、それを元にさらに作業する…という流れの中で、「まだです…」「もうちょっとで…」は迷惑になるんです。

とにかくまず出す。そして修正する。
このサイクルを早く回せる人ほど、伸びます。


習慣④:雑用にも意味を見出す vs 文句を言いながらやる

伸びる人:「この仕事にも学びがある」と考える。
伸びない人:「なんで俺がやるの?」と不満げ。

コピー取り、資料配布、議事録作成、電話対応…
こうした「いかにも新人向けの仕事」をどう捉えるかで、将来は大きく変わります。

伸びる人は、議事録を「会議の構造を理解するチャンス」と捉えたり、電話対応を「相手の要望を正確に聞き取る練習」として取り組みます。

その姿勢は必ず周りが見ています。
「任せて安心」「ちゃんと考えてるな」と思われたら、どんどんチャンスが舞い込んできます。


習慣⑤:人間関係を大切にする vs 技術だけで勝負しようとする

伸びる人:あいさつ・感謝・気遣いを欠かさない。
伸びない人:スキルさえあればいいと考える。

どんなに頭が良くても、どんなにスキルが高くても、
「一緒に働きたくない人」だったら、チームでは評価されません。

ビジネスは人と人との信頼で動いています。
だからこそ、「この人感じがいいな」「よく気が利くな」と思われることは、**スキル以上に大切な“武器”**です。

・朝のあいさつをきちんとする
・お礼をしっかり言う
・雑談に参加して場の雰囲気をよくする

こうした小さなことが、実は“大きな差”を生み出すんです。


■ 3. なぜ「伸びる人」は習慣を大切にするのか?

山口さんはこう言っています。

「習慣とは、“意識しなくてもできる”ようになるまで繰り返した行動。だから、良い習慣を身につければ、成長は自動化できる。」

つまり、“伸びる人”になるのは才能ではなく、繰り返しの結果

最初は意識しないとできないことも、毎日続けていれば、いつの間にか“自分の当たり前”になります。

  • わからないことは必ず聞く
  • 目的を考える
  • 早めに出す
  • どんな仕事も前向きにやる
  • 人との関係を大切にする

これを“無意識レベル”でできるようになれば、あなたの評価は自然と上がっていきます。


■ 4. 「伸びる習慣」は、新入社員だけのものではない

ここまでの話を聞いて、「あ、自分もう新入社員じゃないけど…」と思った方もいるかもしれません。

でも、安心してください。

この本の教えは、すべてのビジネスパーソンに共通する大切な本質です。

  • 「最近伸び悩んでいるな」
  • 「後輩にどう教えればいいかわからない」
  • 「もっと評価されたい」

こんな悩みを持っている方にも、必ず役立つヒントが詰まっています。


■ まとめ:「伸びる人」の習慣は、誰でも身につけられる

最後に、今回の内容をもう一度おさらいしましょう。

シーン伸びる人伸びない人
わからない時素直に質問する黙って放置
仕事の捉え方目的を考える指示待ち
成果物早く出して修正完璧を目指して遅れる
雑務意味を見つけてやる文句を言いながらやる
人間関係感謝・あいさつ・気配り最低限の接触のみ

このように、「伸びる人」の習慣は特別なことではありません。
誰でも、今日からできる“小さな行動の積み重ね”なんです。


■ おわりに:未来の自分を作るのは、今の習慣

もし今、「伸びない人かも…」と思っても、大丈夫。
大切なのは、気づいて、変えること。

1年後、3年後、10年後に「ビジネスの現場で頼られる人」になっているかどうかは、今この瞬間からの習慣で決まります。

『新入社員の教科書』を人生のスタート地点とし、あなたも「伸びる人」への一歩を踏み出してみてください。

📘 書籍情報

タイトル:新入社員の教科書 「伸びる人」の習慣 「伸びない人」の習慣

著者:菅沼 勇基(すがぬま ゆうき)

出版社:クロスメディア・パブリッシング(発売:インプレス)

発売日:2025年3月1日

定価:1,628円(税込)

コメント

タイトルとURLをコピーしました