「努力はしてるのに成果が出ない」
「チームメンバーとうまく連携できない」
そんなモヤモヤを感じている方にぜひ読んでほしい一冊があります。
それが、世界中で4,000万部以上読まれている**スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』**です。
📘 本の概要と著者紹介
『7つの習慣』とは?
正式タイトル:『7つの習慣 ― 成功には原則があった!』
著者:スティーブン・R・コヴィー(Stephen R. Covey)
初版:1989年(日本語訳は1996年)
発行:キングベアー出版(現在はFCEパブリッシング)
ページ数:約500ページ(訳書)
この本は、「人格を磨くことこそ、持続的な成功の鍵だ」とする原則中心の自己啓発書。
小手先のテクニックではなく、「人として信頼される生き方」が中心に据えられています。
著者・コヴィー博士について
スティーブン・R・コヴィー博士は、アメリカの経営コンサルタント、教育者、著述家。
リーダーシップや組織開発の分野で世界的に影響を与え、「20世紀で最も影響力のあるビジネス思想家」として評価されました。
2004年には**『タイム誌・世界で最も影響力のある25人』**にも選ばれています。
💼 『7つの習慣』をビジネスにどう活かすか?
ここからは、7つの習慣を一つずつ簡潔に紹介し、ビジネスの現場でどう実践するかを見ていきましょう。
✅ 第1の習慣:主体的である
キーワード:自ら動く、責任を持つ
👉 指示を待たず、課題を見つけて動ける人は信頼されます。
ビジネスでの実践:
- 「○○してもいいですか?」より「○○しようと思うのですがどうでしょうか?」
- 問題が起きた時も、他責にせず「今自分にできること」を考える
✅ 第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
キーワード:ゴールを明確にする
👉 自分の目標やチームのビジョンがはっきりしていると、日々の行動に一貫性が生まれます。
ビジネスでの実践:
- キャリアのゴールから逆算してスキル習得を考える
- 会議や資料作成では「この行動の目的は何か?」を意識する
✅ 第3の習慣:最優先事項を優先する
キーワード:重要なことに集中する
👉 緊急ではなく“重要なこと”にどれだけ時間を使えるかが、成果の分かれ目。
ビジネスでの実践:
- 毎週「重要事項だけの時間」をスケジューリング
- 自己研鑽・チームビルディングなど、長期的価値を意識
✅ 第4の習慣:Win-Winを考える
キーワード:相手も自分も満足する解決策
👉 自分だけが得をするやり方では、長期的な関係は築けません。
ビジネスでの実践:
- クライアントにとっての「価値」を明確にした提案をする
- 社内調整では相手の事情も尊重し、双方にメリットのある解決策を探る
✅ 第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
キーワード:共感、傾聴
👉 相手の話を「聞いてるつもり」ではなく、本気で理解することが信頼関係を築きます。
ビジネスでの実践:
- 相手の話を繰り返して確認(例:「つまり〜ということですか?」)
- 部下や後輩の相談には、まず共感の姿勢から入る
✅ 第6の習慣:シナジーを創り出す
キーワード:違いを力に変える
👉 多様な意見や視点がぶつかり合うことで、想像を超えた成果が生まれます。
ビジネスでの実践:
- メンバーの強みや特性を把握し、最適な役割分担を行う
- 異なる意見を歓迎し、対話を通じて新しいアイデアを育てる
✅ 第7の習慣:刃を研ぐ
キーワード:自己投資、リフレッシュ
👉 自分自身を磨き続けることが、継続的な成長と成果につながります。
ビジネスでの実践:
- 読書や運動などで定期的に心身を整える
- 家族や友人との時間を大切にすることで心の余裕を持つ
🌱 まとめ:習慣が、あなたの未来を変える
『7つの習慣』は、すぐに成果が出るテクニック本ではありません。
けれど、日々の行動に少しずつ取り入れることで、「信頼される人」への土台がつくられます。
「まずは一つだけ、今日からやってみよう」
その小さな一歩が、あなたのキャリアと人間関係を大きく変えていくはずです。
📚 参考書籍情報(再掲)
- 書名:『7つの習慣 ― 成功には原則があった!』
- 著者:スティーブン・R・コヴィー
- 出版社:FCEパブリッシング
- ページ数:約500ページ
- 価格:2,200円前後(税込)
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