こんにちは!
仕事で「考えすぎて動けない…」「頭がごちゃごちゃしてまとまらない…」なんて経験、誰にでもありますよね?
僕もそうでした。
でも、そんな悩みを一気に吹き飛ばしてくれたのが、赤羽雄二さんの『0秒思考』という本です。
この本は、元マッキンゼーのコンサルタント赤羽さんが、忙しいビジネスマンのために編み出した超シンプルな思考整理術を教えてくれています。
今回はこの『0秒思考』の内容を詳しく紹介しつつ、僕の体験やビジネスでの具体的な使い方も交えてお話しします。
『0秒思考』とは?本のポイントをかんたんに解説
『0秒思考』の最大の特徴は、頭の中に浮かんだ考えを「0秒」で即座に書き出すこと。
著者の赤羽さんは、もともとコンサルティング会社マッキンゼーに勤めていました。
そこでの仕事は常にスピードと正確さが求められます。
そんな現場で鍛えられた「考えるスピード」を鍛えるために編み出されたのが、この「0秒思考」の方法なんです。
赤羽さんが伝えたいこと
- 「考える」とは「頭の中の情報を整理すること」
- 思考の質は「量」で決まる
- メモを書くことで頭のモヤモヤを可視化し、速く思考できるようになる
- 1分間で紙に書ききる練習を繰り返すことで、思考力が飛躍的に上がる
『0秒思考』のやり方を詳しく
1.用意するもの
- A4サイズの紙(コピー用紙やノートでもOK)
- ペン(黒のボールペンがベスト)
2.書くテーマを決める
「今日の仕事でやるべきこと」や「今抱えている悩み」、「次のプレゼンで伝えたいこと」など1テーマだけ。
3.書き方のルール
- 紙の中央上にテーマを書く(例:「部下育成の課題」)
- 4〜6行の短い箇条書きで書く(文章じゃなくてOK)
- 1分以内で書ききる
- 完璧を目指さない
4.毎日書く
できれば毎日10枚。
最初は3枚でもOK。
どうして1分以内なの?
赤羽さんは「1分という短時間で書ききる」ことに意味があると言います。
それは、考えすぎてしまうクセをなくし、「思考のスピード」を上げるためです。
長く考えてしまうと、結局何も決まらなかったり、悩みが大きくなるだけ。
短時間で「とりあえず」アウトプットするクセをつけることで、脳が瞬発力を発揮するんですね。
ビジネスでの効果的な使い方
会議前の準備に使う
たとえば、会議で何を話すか悩んでいたら、テーマを「今日の会議で話すポイント」と決めて、紙に1分で書き出してみる。
すると頭の中が整理されて、発言がスムーズに。
準備不足だった頃よりも、自信を持って話せるようになります。
企画作成に使う
企画のアイデアがぼんやりしている時は、「新企画の方向性」など1つテーマを決めて、書き出してみる。
箇条書きにすることで、何が足りて何が足りないか見えやすくなり、企画のブラッシュアップが早くなります。
部下育成やチームマネジメントに使う
部下の成長を考える時、「部下Aさんの課題」「部下Bさんの強み」といったテーマでメモを作ると、具体的な指導方針が立てやすくなります。
自分のタスク管理に使う
やるべきことや優先順位を紙に書いて整理。
頭の中であれこれ考えるよりも、確実に仕事が進みます。
僕の実体験
僕は仕事の朝、10分間だけ『0秒思考』のメモを書きます。
最初は3枚。
例えばこんなテーマで。
- 「今日の重要タスク」
- 「営業先で話したいこと」
- 「部下の育成ポイント」
すると、頭の中がスッキリして、仕事がグンとスムーズに動くんです。
以前は会議でぼんやりしていたのが、今は「話すべきこと」がすぐに出てきて自信がつきました。
まとめ
『0秒思考』は、シンプルだけど奥が深い思考整理術です。
ビジネスパーソンの必須スキルと言っても過言ではありません。
紙とペンさえあれば、誰でも今日から始められます。
悩みや迷いが減り、仕事のパフォーマンスが確実に上がるこの方法、ぜひ試してみてくださいね。
もし質問やもっと詳しい実践例が知りたいときは、気軽に教えてください!
書籍情報
- 書名:0秒思考 ― 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
- 著者:赤羽雄二
- 出版社:ダイヤモンド社
- 出版年:2016年
- ページ数:約200ページ
- ジャンル:ビジネス・自己啓発
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